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上智大学とイエズス会

上智大学は1913年にイエズス会によって創立されました。上智大学に隣接する聖イグナチオ教会も、イエズス会が運営しています。イエズス会はロー
マ・カトリック教会に属する男子修道会の一つで、創立者は聖イグナチオ・デ・ロヨラです。彼には聖フランシスコ・ザビエルを含む6人の同士がいました。
ザビエルが1549年日本に初めてキリスト教を伝えたことは良く知られていますが、彼はその時から、日本の都に大学を創りたいという望みを持っていました。その夢が400年という年月を経て上智大学として実現したのです。
上智大学では、毎年12月3日を「ザビエル祭」として祝います。

イグナチオとザビエル

聖イグナチオ・デ・ロヨラ

聖イグナチオ・デ・ロヨラは1491年スペインの北部バスク地方にあるロヨラ城で生まれました。イグナチオは上智大学の設立母体であり、ローマ・カトリック教会に属する男子修道会であるイエズス会の創立者の一人で、イグナチオが著した『霊操(心霊修行)』はイエズス会の精神基盤となり、イエズス会学校の教育の基本方針となりました。イグナチオと6人の同志は1534年8月15日、聖母マリアの被昇天の祝日にモンマルトルの丘のふもとにある小さな聖堂で誓願をたてました。これがイエズス会の誕生でした。ここでの誓願は、キリストにならって清貧のうちに生き、隣人のために尽くすこと、貞操を守り、エルサレムに巡礼し、自分たちの生涯を人々の霊的指導に捧げることでした。イグナチオの自分を犠牲にしても他人に奉仕するという思想こそ、上智大学の教育精神として受け継がれています。

聖フランシスコ・ザビエル

ザビエルもまたイエズス会の一員で、1549年(天文18年)、薩摩の国(鹿児島県西部)に上陸しました。平戸、山口、京都などを訪れ、キリスト教を日本に紹介し、滞在は2年ほどでしたが、日本人の聡明さ、文化の高さをヨーロッパに知らしめました。ザビエルが、「日本の都に大学を」と願ったことがきっかけで、1908年に3人のイエズス会員が当時のローマ教皇の命を受けて来日し、上智大学を設立する事になりました。